黄砂が原因?
近年、春になると風物詩のように、(憎き)黄砂が飛来します。
まだ小さい娘には、冬の頃は「暖かくなったら遊園地に行こうな」と言いますが、春のお彼岸が過ぎ暖かくなったころには花粉と黄砂が空気中を舞っています。
娘にとって、肺や気管支に冬の寒さや、風邪のウイルスは大敵ですが、気温が高くなっても、今度は花粉や黄砂はアレルギー性鼻炎や後鼻漏を引き起こし、痰が絡まったような咳を引き起こします。
黄砂が日本に飛来しない季節は、太平洋高気圧が強い夏場なのですが、今度は暑いので、娘にとって遊園地など外で遊ぶことには気を使います。
黄砂による症状
黄砂によるアレルギー症状は、人それぞれ違ってくると思います。
私のケースでは、
- 少し喉が痛い(イガイガする)
- 目がかゆい(毎日水で目を洗わないと、かゆくて寝れない)
- 鼻炎の症状が出てくる(粘り気のある鼻水)
といった程度で済みますが、娘の場合はそうはいきません。
症状は似ていますが、まだ体が未発達で、対処が上手に出来ない為、悪循環を引き起こしてしまします。
たとえば
- 少し喉が痛い
⇒ 痰を出すことができない ⇒ 痰が胃に落ちるまで咳をする - 目がかゆい
⇒ 目をこすり過ぎる ⇒ 抗アレルギーの目薬を処方してもらう - 鼻炎の症状が出てくる
⇒ 上手に鼻をかめないので、喉に垂れる ⇒ 痰がからむような咳をする
など、病院のお世話になったり、風邪をひいているわけでもないのに、咳が止まらなくなってしまうこともあります。
熱が出ないことと、食欲があることがほとんどなので、その点は助かりますが、運動や食事に制限をかけないと、喘息などを引き起こすケースがあるので気を付けて対処しています。
● 食事対策については ⇒ 痰がからむ咳
黄砂への対策
黄砂による影響を受けない為には、3つの状況に分けて対策することが大切です。
それは
- 吸わない
- 持ち込まない
- 掃除をする
この3つです。
それぞれの具体的な対策について見ていきます。
吸わない
まず当然のことですが、鼻や目、肺などの呼吸器に黄砂を入れないことが重要になります。
黄砂の粒子は花粉より小さいとされており、大気汚染の原因となる物質が付着しているので、体に取り込まないようにします。
具体的な方法としては
- 黄砂・花粉用ゴーグル(メガネ)を着用する
- PFE微粒子0.1μm以上カットのマスクを着用する
- 黄砂予報をチェックする
⇒ 東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測
⇒ 黄砂予測図 - 気象庁
を行い、黄砂の飛来が多いことが予測される日の外出は控えることが大切です。
持ち込まない
これは家の中に黄砂を持ち込まないということです。
具体的には
- ナイロン生地など黄砂が付着しにくい服を着用する
- 家に入る前には、服に付いた黄砂を手やブラシで掃う
- 洗濯ものは部屋干しか、外干しなら黄砂が来ない日にする
- 家の換気口にフィルターを付ける
といった対策が考えられます。
掃除をする
いくら黄砂を家の中に持ち込まないように気をつけていても、完全にシャットアウトできるわけではありません。
家の中に入り込んでしまった黄砂を物理的に取り除くための掃除が大切です。
具体的には
などの方法で、家や部屋の中の掃除をすることをお勧めします。